|
|
目 的 |
主な結果 |
学校図書館と子どもの読書に関わる調査 |
1.学校図書館の施設 |
位置など施設環境の実情を把握する。 |
利用しやすい場所にあると答えた小学校が69%、中学校が65%、利用しにくい場所にあると答えた小学校が29%、中学校が34%ある。
(資料2:表1-1) |
2.学校図書館の職員調査 |
学校図書館運営に関わっている職員とその役割を明らかにする。 |
教諭以外の図書館担当者がいる小学校は32%、中学校は30%で、さまざまな職種で雇用されている。担当職員が配置されたことにより、開館時間延長や貸出冊数の増加、児童生徒の興味関心の高まりなどがあげられている。
(資料2:グラフ1-1/グラフ1-2/グラフ1-3) |
3.学校図書館の活動内容 |
貸出冊数、開館時間、予約サービス、貸出方法、公共図書館との連携など学校図書館の基本的な活動内容の実情を把握する。 |
小学校児童1人あたりの年間平均貸出冊数は24.0冊、中学校は2.7冊。ただし、貸出冊数を把握していない学校が非常に多い。全日開館している小学校は29%、中学校は8%で、昼休みや放課後だけというところが多い。
予約サービスがある小学校は17%、中学校は21%である
貸出方法は、カード記入方式が小学校では72%、中学校は70%。
公立図書館との連携は、団体貸出を中心に行われている(小学校58%、中学校32%)。
(資料2:グラフ1-4/グラフ1-5/表1-2/グラフ1-6) |
4.読書活動内容 |
授業内外での読書活動内容を把握する。 |
読書タイムを設定している小学校は51%、中学校は31%で、行っていない学校は基礎学力をつける活動にあてている、学級の独自性にゆだねているなどの理由があげられている。
小学校の図書の時間におこなっている活動は、自由読書が中心であるが、高学年になるほど読み聞かせが減り、総合的な学習の時間が増加している。
(資料2:グラフ1-7/グラフ1-8/表1-3-1/表1-3-2) |
5.ボランティア活動 |
ボランティアの導入の実情を把握する。 |
ボランティアを導入している小学校は<span lang=EN-US>38%、中学校は9%。導入時期は過去3年間に集中している。始業前や休み時間とともに、授業中に活動を行っている。
(資料2:グラフ1-9/グラフ1-10/グラフ1-11)
|
6.取組みの現状 |
学校全体のユニークな取組みを調査する。 |
教師の読み聞かせや本の紹介、読書郵便(おもしろかった本を子どもどうしが手紙で伝え合う)、家族10分間読書週間など。 |
学校での子どもの読書に関わるボランティアに関する調査 |
1.活動内容 |
学校での活動内容について把握する。 |
読み聞かせ(85%)、紙芝居(50%)、おはなし(43%)を中心に活動している。
(資料2:表2-1/表2-2/表2-4)
|
2.活動組織 |
組織形態等活動体制について把握する。 |
ボランティアの組織形態は、PTA有志38%、おはなしのグループ21%、個人16%。
(資料2:表2-3) |
3.研修体制 |
研修体制が整備されているかどうかを把握する。 |
研修・勉強会へ参加しているボランティアは65%、していないボランティアが29%。研修場所は、グループで自主的に行っているのが86%。
(資料2:表2-5-1/表2-5-2) |
4.学校との連絡の有無 |
学校との連絡が行われているかどうかを把握する。 |
職員との連携が、十分と回答したボランティアが69%、やや不十分が23%、不十分が3%。
(資料2:表2-6-1/表2-6-2/表2-7-1/表2-7-2) |
5.感想・意見 |
ボランティア活動全体の具体的な感想・意見を把握する。 |
子どもたちの反応から得る充実感など肯定的な意見と同時に、学校図書館の専門職員の必要性、学校図書館の資料の充実、本の選定の難しさ、研修・交流会の必要性、学校との連携の難しさ、などが述べられている。
(資料2:ボランティアの「さまざまな意見から」) |
公立図書館の児童サービスとボランティアに関する調査 |
1.子どもの読書に関わるサービス |
今後の子どもへの読書サービスの方向性を探る。 |
新たに行った子どもへのサービスは、乳幼児向けおはなし会の実施、調べ学習用図書の大量購入などがあげられている。
(資料2:グラフ3-1) |
2.児童サービスにおけるボランティア |
導入、活動内容など、ボランティアの活動の実情を把握する。 |
80%の図書館がボランティアを導入している。
活動内容は、おはなし会90%、イベント67%が中心である。
スキルアップ研修を実施している図書館は38%である。
(資料2:表3-1/グラフ3-2/公立図書館の「さまざまな意見から」) |