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■国際グリム賞


【2019年 第17回 国際グリム賞受賞者】

Prof.Miyake Okiko
三宅 興子 教授

【略歴】

1938年、大阪生まれ。
1983年から梅花女子大学で教鞭をとり、2010年〜2015年、一般財団法人 大阪国際児童文学振興財団 理事長。
現在は、梅花女子大学 名誉教授、大阪国際児童文学振興財団 特別顧問。



【主な著作】

『児童文学はじめの一歩』 三宅興子・島式子・畠山兆子/著 世界思想社 1983年4月
 *日本児童文学学会賞奨励賞受賞
『イギリス児童文学論』 翰林書房 1993年9月
『イギリス絵本論』 翰林書房 1994年10月
『イギリスの絵本の歴史』 岩崎美術社 1995年12月
『もうひとつのイギリス児童文学史』 翰林書房 2004年7月
『児童文学の愉楽』 翰林書房 2006年12月




【贈呈理由】

三宅興子教授は、国際的な児童文学、絵本の優れた研究者であり、多様で国際的な児童文学研究活動を積極的に組織・運営してきた。

児童文学史、比較児童文学、英語圏の児童文学研究、日本における世界の児童文学の受容、国内外の絵本研究、子どもの本の読者研究等の学術的な研究によって、児童文学研究の促進と発展に多大な貢献がある。それらの中には、日本初のイギリス絵本の通史『イギリスの絵本の歴史』(1993年、日本児童文学学会賞受賞)や、英国の雑誌「パンチ」と児童文学の関わりを明らかにした『もうひとつのイギリス児童文学史』(2004年)、『現代英米児童文学評伝叢書 ロバート・ウエストール』(2008年)などがある。

また、多くの研究プロジェクトも立ち上げ、日本の研究者に世界への目を開かせる指導を行ってきた。それらの成果は、『アメリカの児童雑誌「セント・ニコラス」の研究』(1987年)、『日本における子ども絵本成立史』(1997年)、『絵本と子どものであう場所 幼稚園絵本文庫10年の記録』(翰林書房、2006年)、『大正期の絵本・絵雑誌の研究』(2009年)、『こぐま社の絵本研究』(2013年)などにまとめられている。大阪国際児童文学振興財団においては、アジアやヨーロッパの児童文学作家、研究者を招聘したシンポジウムや講演会を企画した。

イギリスでの日本の絵本原画展の開催(2001年)、環太平洋児童文学者会議実行委員長(1993年)を務めるなど、児童文学普及のため、国際的にも活躍している。

そして、長年にわたり、大学、大学院での児童文学研究指導を行い、現在は梅花女子大学名誉教授である。絵本学会会長、日本イギリス児童文学会会長を歴任し、大阪国際児童文学振興財団の創立から評議員として関わり、2010年〜2015年理事長を務めた。

以上のような業績により、児童文学研究の国際的振興に寄与した三宅興子教授に、国際グリム賞を贈呈する。



【贈呈式・記念講演会】
 2019年11月9日(土)  國民會館 武藤記念ホール
  記念講演会「イギリス児童文学史再構築論を通して、日本児童文学を再考する」
    Rethinking the History of Japanese Children's Literature through the Theory of
    the Reconstruction of the History of British Children's Literature
   
    ◇記念講演会チラシ(PDF)


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